外断熱・二重通気の住みごこち ソーラーサーキットの家

ソーラーサーキットの家(SC工法)とは?「大切なのは住みごこち」

Q&Aインデックス

床下ダンパーは、いつ開け閉めしたらいいですか?

床下ダンパーを開け、同時に小屋裏ファンのスイッチをONにする期間は、梅雨明けから、秋雨が過ぎた頃までが目安です。
なお夏でも雨が多く、温度が低い冷夏となった場合は、梅雨と同じように床下ダンパーを閉鎖し、小屋裏ファンをOFFにします。それ以外の期間は床下ダンパーを閉鎖して、小屋裏ファンのスイッチをOFFにします。

※SCナビシステムの場合は、昼間に暑さを感じる季節(初夏~初秋)にスイッチONして、外気温度センサーに任せて自動運転します。ただし温度が不安定な梅雨時期や冷夏は運転を停止します。詳細は取扱説明書をお読みください。

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床下ダンパーを開放すると湿気が入って、かえって住み心地を悪くするのでは?

床下ダンパーから取り入れた外の空気はお部屋に入る設計にはなっておらず(※1)、床下で温度を下げて、壁内を通気することにより、壁内にこもった熱気を排出していますので、床下ダンパーを開放することは、必ずしもお部屋に湿気が入り、住み心地を悪くすることにはつながりません。梅雨時期のような連日にわたり湿度が高くなる時期は、床下ダンパーは閉鎖していただくことが基本ですが、これは床下及び壁内の湿気を抑えるための措置です。
なお床下ダンパーの開閉に関わらず、お部屋は24時間換気をしており、湿気を含む外気がお部屋に入る時期もありますので、外気の状況に応じて冷房や除湿(※2)運転も、適宜ご使用ください。
ソーラーサーキットは開発当初から、「住み心地」と「省エネ」を考えて、窓をあけずに外の空気を壁内に取り込み、その気流が建物を冷ます構造となっています。必要なときには冷房を併用した暮らしにも対応した、自然の気流と冷房のハイブリットな住み心地も特長です。

※1)レンジフードなど、大きな風量の換気をする場合は、壁と床の内装材の継ぎ目から、壁内の空気が入ることがあります。
※2)24時間換気の空気を除湿して取り込むことができるソーラーサーキット「リフレア」というパッケージもございます。
(関連リンク Q「24時間換気システムで壁の中も通気するのでしょうか?」)

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省エネ住宅は、窓を開けて通風すれば夏は快適ですか?

断熱性を高めた住宅は、夏に熱がこもりやすいため、住宅の省エネルギー基準でも省エネルギーのために窓の通風が推奨されています。
しかし住み心地という点で、高温高湿の外気を直接お部屋に取り込むので、時間帯によってはムッとした暑さを感じてしまうこともあります。外の温度が低い時間帯を除けば通風は快適であるとは限らず、さらに風が吹かないことには涼しさを得ることができません。

ソーラーサーキットなら、「住み心地」と「省エネ」を考えて、窓をあけずに、外部風の有無に関係なく、壁内の気流が建物を冷ます構造となっています。涼しい時間帯の通風を併用した暮らし方や、必要なときには冷房を併用した暮らしにも対応できる、自然と冷房のハイブリットな住み心地が特長です。 防犯や雨を心配して窓を開けてお出かけできないという場合にも適しています。

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基礎を断熱した場合は、床下換気口は必要ないのでは?

ソーラーサーキットの床下ダンパーは、1年中開放して用いる床下換気口ではなく、冬は閉鎖し、それ以外の季節には開閉して使う"床下ダンパー"です。 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の劣化対策等級に記載されている"床下換気口"とは異なるものです。

ソーラーサーキットが開閉式の床下ダンパーを使う理由は以下です。

  • 冬は、床下ダンパーを閉じて、保温性を高め、暖気漏れと結露を抑えます。
  • 夏は、床下ダンパーを開け、日射熱の影響を受けやすい外壁や屋根付近を冷ますインナーサーキット(壁内通気層)に、外の空気を取り込む入口として利用します。
  • 建設まもない床下は、コンクリートからでてくる水蒸気によって高湿となり、床下ダンパーがない建物では、1年間ほど除湿機を使う場合もあるくらいです。そのため合板、木材などが濡れる可能性が高く、新築なのにカビが広範に成長するという状況を回避または回復するために、床下の乾燥を促す目的で床下ダンパーを開け使います。
  • 雨漏り等で、壁内や土台などの見えない部分が万一水に濡れてしまった場合も、床下ダンパーを通じてインナーサーキット(壁内通気層)の乾燥を促進して、深刻なカビ被害のリスク回避または状況回復を容易にします。
  • (参考)住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の劣化対策等級
    木造の新築住宅(床断熱の場合を含む)の場合は、床下乾燥のための床下換気口を設置することが品確法上の劣化対策等級2または3(等級3が最高)を得るために必要です。「ただし、基礎断熱工法を用いた場合」は、所定の防湿性、防露性を確保すれば、「この限りではない」との記載があります。このことが「基礎断熱の場合、床下換気口の設置が不要」という解釈になっています。
    しかし法律は基本的な防露、防湿対策を求めているのであって、ソーラーサーキットの床下ダンパーのような竣工初期の対策や、劣化対策以外のことも考えて規定しているものではありません。
    法律上の文言だけを根拠とした基礎断熱の性能設計では不十分だと当社は考えて、床下ダンパーの設置を標準仕様としています。
    (参考リンク Q「基礎断熱には注意点はありますか?」)

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    基礎断熱には注意点はありますか?

    「床下の結露とカビ対策」、「シロアリ食害対策」の大きく2つあります。

    「床下の結露とカビ対策」について

    たとえば基礎コンクリート1㎥(コンクリート厚20cmで5㎡相当)には150リットル程度の水が使用されます。コンクリート硬化後に不要となった水分が徐々に蒸発しカビ繁殖のリスクが高まるため、速やかに屋外に排出することが必要です。さらに基礎断熱の閉鎖された床下の夏型結露(※1)の可能性は、建築学会の研究発表でも知られており、除湿機を使うか、地温利用をあきらめて床下コンクリートを断熱材で覆うなどの検討例もあります。
    ソーラーサーキットでは、床下ダンパーの開閉という機能を活かし、床下ダンパーを開放して自然に乾燥させることも、閉鎖して機械的に除湿対策をとること(※2)も可能なので、高湿度のもたらすカビ繁殖リスクを軽減できます。

    ※1)基礎断熱でも、布基礎で区画されて空気の流れが悪い部分や、畳の断熱性が影響する和室部分は結露リスクが高まります。床断熱では、基礎断熱以上に低い地温の影響を受けて結露リスクがあります。
    ※2)除湿機はお客様ご自身にてご用意ください。
    (参考リンク Q「基礎を断熱した場合は、床下換気口は必要ないのでは?」)

    「シロアリ食害対策」について

    基礎の断熱材は、外側、内側に限らずシロアリの通り道になる可能性があることがわかってきています(※3)。
    シロアリ食害対策は 、1)持続的な防蟻効果の実績がある方法、2)室内への防蟻薬剤等の流入不安がない方法、3)土壌を薬剤で汚染しない方法、4)信頼できる工事会社による施工がとても重要です。
    ソーラーサーキットでは認定施工士が工事を行うターミメッシュフォームシステム®を標準仕様として10年間の品質保証をしています。断熱材だけでなく、コンクリートの目地や配管周囲のスキマまでシロアリの侵入を防ぎます。詳しくは"ターミメッシュフォームシステム"のページをご覧ください。

    ※3) 床断熱であっても、シロアリが食害する可能性がありますので、土壌、木材の防蟻処理を正しく行い、シロアリが地中から上がってこないようにする必要があります。

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    基礎の内側でなく外側に断熱することのメリットは何ですか?

    基礎コンクリートの外側で断熱することで、基礎コンクリートが冷えにくくなり、基礎に埋め込まれているアンカーボルトやホールダウン金物などの耐震金物が結露して腐食するリスクを軽減しています(下図参照「基礎の外断熱・内断熱の温度分布比較」)。
    また基礎コンクリートの屋外側を被覆することで、コンクリ―トの中性化(※)などによる基礎の劣化を軽減する効果も期待できます。

    ※中性化とは? 外気中の二酸化炭素によって生じる、鉄筋コンクリートの劣化のひとつ。コンクリートが中性になると、内部の鉄筋が錆やすくなり、強度低下の原因となります。
    (参考リンク Q「基礎断熱には注意点はありますか?」)

    基礎断熱のイメージ

    基礎の外断熱・内断熱の温度分布比較(冬期シミュレーション)
    外気温度:2.1℃(東京1月の日最低気温の月別平年値)
    床下温度:15℃・70%RH
    地中温度:7.6℃(東京1月のGL-1mの月別平均値)
    基礎仕様:基礎根入深さ GL-250mm、基礎天端GL+400mm
    基礎断熱仕様:
    外断熱 押出法ポリスチレンフォーム(XPS3種)50mm(断熱根入深さGL-190mm)
    内断熱 押出法ポリスチレンフォーム(XPS)3種50mm、内断熱補強 XPS3種20㎜

    壁断熱仕様:外断熱 押出法ポリスチレンフォーム(XPS3種)50㎜
    ※この温度性状は、保証値ではありません。
    実際の温度性状は、建設地域、建物形状などにより異なります。

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    外断熱と外張り断熱は違うのでしょうか?

    どちらも建物の構造(柱、梁、基礎等)の外側を断熱材ですっぽりと覆う同じ施工方法です。
    一般的には、「外断熱」はコンクリート造で使われ、コンクリートの屋内側に断熱材を施工する「内断熱」に対比して使われています。木造の場合は、柱と柱の間に充填する断熱方法(充填断熱)と対比されることから、「外張り断熱」といわれています。
    ソーラーサーキットは、「外張り断熱」の言葉が広まる以前から、当時使われていた「外断熱」と称していたこと、また基礎コンクリートまで外断熱であることから、今でも「外断熱」を使用しています。

    外断熱と外張り断熱のイメージ

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    断熱材(SCフォーム)は紫外線で劣化してしまうのでは?

    断熱材は、長期にわたり屋外に放置して紫外線を浴びると劣化します。初期(2~3日)は、表面の変色(顔料の色抜け)から始まり、その後も紫外線を浴び続けると、徐々に表面が粉っぽくなってきます。さらに長期間放置すると指で押せばへこむようになり、厚みがミリ単位で減少し、断熱性能に影響します。
    断熱材が長期に紫外線(直射日光)に直接曝されることを防ぐため、工務店様には以下の使用上の注意をしております。
    「直接日光に長時間(2~3日以上)曝すと、徐々に表面から変色劣化し、接着不良、厚さの減少等の原因になりますので、保管に当たっては養生シートで覆い、施工後は速やかに仕上げを行ってください。」 また実際の建築現場では、直射日光に曝されやすい屋根断熱材は、設置後早々に屋根下地材が施され、直射日光から遮られます。壁や基礎断熱材は、養生シートで隠されるのが一般的なうえに、太陽の方位が変わるので直射日光に曝される時間が限られます。 実際に、これまでの施工事例では、断熱材が仕上げ材に隠れるまでの2~3ヶ月程度の期間中に、断熱材の厚みがミリ単位で減少したことは確認されたことがありません。

    ※なお工事が長期に延期されるような場合は、直射日光に曝されないよう適切に養生をしていただく必要があります。

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    外断熱は、断熱材や外壁材がずれ落ちることはありませんか?

    外壁材は、胴縁に固定されます。この胴縁は断熱材を介して柱等にビスを使って固定されていますが、断熱材や外壁材がズレ落ちないよう様々な工夫がされております。
    たとえば、ビスの本数とビス長さは外壁の重さ等にあわせて調整して、ビス1本当たりの負担を小さくしています。原則として長いビスを用いて外壁の重さを支持できること、大きな地震や強い風による瞬間的な荷重に対して2倍以上の安全性を有する設計としています。
    また、断熱材は、釘などで柱等に仮止めされた後、さきほどの胴縁とともに柱等に固定され、さらに断熱材の最下層に受け材を取付けています。

    壁の構造

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    シロアリの子供はターミメッシュの網目を通り抜けませんか?

    小さなシロアリの子供(幼虫)がメッシュを通り抜ける可能性はないとは言い切れません。しかしながらシロアリの子供(幼虫)は、成虫である働きアリの世話を受け栄養を得ています。その世話をする働きアリが通り抜けられないため、幼虫は栄養を得ることができず、生き残ることは、ほぼないといえます。

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    24時間換気システムで壁の中も通気するのでしょうか?

    いいえ。お部屋の24時間換気装置で壁の中の通気を行うことはしていません。
    24時間換気システムは、建築基準法に従い、年間を通じてお部屋を換気する目的で運転しています。
    断熱材と内装材との間にある壁の通気層(インナーサーキット)は、24時間換気の換気装置とは別のSC小屋裏ファンを用いて、主に夏季に床下ダンパーの開放とあわせて通気を行います。

    (参考: 壁の中や床下を24時間換気の経路としない理由)
    24時間換気の排気経路にすると、お部屋の中のホコリ、人のフケ、タバコの煙の臭いなどが壁内に蓄積する可能性があります。また特に冬季に加湿器や洗濯物の室内干しなどで発生する水蒸気が、居室よりも温度が低い床下に入り、結露リスクを高める可能性があるためです。
    一方、給気経路とすると、梅雨の湿った外気までも24時間床下に入れてしまうことになり、床下のカビ発生リスクを高める可能性があること、竣工初期の床下コンクリートからの多量の水蒸気やコンクリート臭がお部屋に入りやすくなること、そして万一、床下にカビが発生した場合、知らずにお部屋に給気し続けてしまうリスクがあるためです。
    以上のように、床下空間を居室として設計する工夫がない限り、壁の中や床下を24時間換気の給排気経路にすることはお勧めしていません。

    24時間換気のイメージ

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    「ソーラーサーキットの家」の換気システムの耐久年数は?

    実例では、10年以上お使いになられている例も多くあります。例えるなら10年ぐらい使っている冷蔵庫の音がうるさくなって買い替えるのと同じようなイメージとお考えください。
    ただしファンモーターは、24時間365日運転し続けているので、軸部品等が摩耗します。そのため当社では消耗品としてお取扱いをしており、約5年を目安に交換いただくか、点検を受けていただくことをお勧めしています。

    ※ファンモータを含む換気システムの修理を、10年間保証する、日本初の有償修理サポートサービスをご用意しております。または1年ごとに機器の点検とお掃除を行うメンテナンスサービス(有償)もご用意しております。いずれもご購入時にお申込みください。

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    換気システムのダクトにゴミがたまりませんか?

  • SV20U、20Z(給排気ファンタイプ),V3(排気ファンタイプ)、アルデ(排気ファンタイプ)のいずれも、ホコリが溜まりやすい直角の曲りができるダクトではなく、ホコリが溜まり難い円形のフレキシブルダクトを用いています。
  • (外からお部屋に空気を取り込む給気側ダクトについて)

  • SV20U,20Zでは、換気装置本体の給気側ダクトには、高性能フィルターを標準装備しています。これにより粒径10μm以上の塵は、ほぼ除去します。なお給気ダクト内には大きなホコリが溜まりにくいことに加えて、24時間換気により常に空気の流れがあるため、内部が結露する危険も少なく、カビが成長しにくくなっています。(※1)(※2)
  • (お部屋の空気を外に排出する排気側ダクトについて)

  • SV20U、20ZおよびV3の排気側ダクトは、室内の綿ホコリなど、給気側に比べて比較的大きな塵を吸い込みますので、お部屋の吸込み口にフィルターを設置して、ダクト内や換気装置のファンに大きなホコリを入りにくくしています。
  • アルデは、お部屋の吸込み口にフィルターを設けていませんが、排気ダクトにV3よりもダクト径を大きくし、ダクトに塵が溜まり難くしています。換気装置本体のファンの掃除も容易にできる構造としています。
  • ※1)上記でも心配という方は、給気側ダクトの交換が容易なダクトスペースの配置を考えた換気計画も可能ですので、間取り設計の検討段階で工務店様を通じてご相談ください。
    ※2)V3、アルデには給気側ダクトはありません。

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    全館冷房で1日中快適に暮らすことはできますか?

    積極的に推奨はしていませんが、可能です。ただし終日、全館冷房で暮らすことをお望みでしたら、床下ダンパーを閉鎖し、小屋裏ファンを止めて、気密性が高い断熱住宅としてお住まい頂くほうが適しています。

    もし全館冷房であっても、夕方からであったり、お休みの日だけというように、冷房時間が1日の中で限られているのであれば、床下ダンパーを開閉するソーラーサーキットの住まい方でも差し支えありません。望ましくは冷房にも配慮して外気温度に応じて開閉制御するSCナビシステムをお勧めします。

    外気を上手に使った住み心地を提供するソーラーサーキットシステムでは、以下の理由で、終日、全館冷房に最適化した冷房設備の導入は、お勧めしていません。
    たとえば将来お子様が独立し、夫婦2人住まいになって、全館冷房の必要性が無くなったとき、使用していない部屋を冷房することは電気代の負担が大きくなると考えるからです。

    ソーラーサーキットなら、冷房しない部屋の暑さを通気機能で緩和しながら、LDKはきっちり冷房するという自然エネルギーと冷房を使用したハイブリットの暮らしができます。
    家族が多く全館冷房のニーズが高い時期は、壁内の通気を止めて、全館冷房のニーズが無くなったときは通気を再開して、ハイブリットな暮らしということもできます。

    ※全館冷房に代わる、冷やさない快適空間をつくる全館除湿の「リフレア」パッケージもあります。

    冷房範囲のイメージ

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