2023.12.19家を建てるなら
完全分離型は、親世帯と子世帯の生活空間が完全に区切られているスタイルです。完全分離型には、左右で区切る「縦割り型」と、1階と2階で区切る「横割り型」があります。
完全分離型の二世帯住宅では、玄関はもちろん、キッチン、リビング、浴室、トイレなど、すべての設備をそれぞれの世帯に設けます。実際の生活は、マンションやアパートの隣同士や上下で生活する様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
完全分離型のメリット
完全分離型は建物の中で行き来ができないため、お互いにプライバシーを確保しやすいです。世帯による生活リズムの違いもストレスになりにくいでしょう。将来的に一世帯になった場合は、空いた方を貸し出すことも可能です。
また、完全分離型の二世帯住宅の場合、不動産取得税や固定資産税で優遇が受けられる可能性があります。要件は各自治体で異なるため、対象になるかをチェックしておくと良いでしょう。
完全分離型のデメリット
完全分離型のデメリットはコスト面です。間取りの性質上、一戸建てを2軒建てる程の費用がかかる場合もあります。そのほかの間取りに比べて広いスペースが必要なため、土地代も高くなりがちです。
また、同居型や共有型に比べてお互いの生活が見えにくいため、子育てや介護のときに手を借りにくい可能性があります。
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