2025.03.27 埼玉県 Mさんの家

良いものを長く、深く。地産木材「西川材」で建てる、薪ストーブのある家

2024 年4月末からソーラーサーキットのお家に住む埼玉県、Mさん。家を建てた経緯や新居にまつわるエピソードをお伺いしました。

埼玉県産の檜「西川材」から始まった家作り

幼いころから、西川材の産地である飯能の森とは縁があったという旦那様。

「小学校が狭山に位置していたこともあり、遠足では飯能の森林をよく訪れていました。成長とともに郷土学習を通じて“西川材”について学び、近年は飯能の森で月に数回、林業間伐(森林の成長に応じて樹木の一部を伐採し、過密となった林内密度を調整する作業)のボランティア活動もしています。ですから自分たちが家を建てることになったとき、西川材をはじめとした自然素材を使った家作りは必須条件でした。そんななか、西川材繋がりの知人に紹介していただいた建築会社が高砂建設さん(ソーラーサーキット契約工務店)です。西川材を取り入れる以外にも家づくりに対して叶えたい要望があったので、完全自由設計である点も決め手でした」。

「No」と言わない、完全自由設計の高砂建設との思い出

「今回の家作りにあたって、《前の家から愛用していた薪ストーブを取り入れたい》《土間を広く取り、作業部屋を設けたい》《趣味のレコードをかけた際、スピーカーから音が美しく響く間取りにしたい》など、叶えたい希望が多々ありましたが、すべての打合せを通じて、高砂建設さんが『それはできません』などと言うことは一度もありませんでした。

特に思い出深いのは設計打合せとインテリアの打合せです。複雑な薪ストーブの配管をどのように間取りに取り入れるか、またスピーカーから発せられる音をどのように吸音反射させれば美しく聞こえるかなど、細かなところまで設計士さんと打合せをさせていただきました。来客時、この家でレコードをかけると『良い音だね』と言われますが、それはオーディオの性能が良いのではなく、コンサートホールのように緻密に設計された空間デザインのおかげです。また自慢のレコード機器はミリ単位で調整した造作収納棚に収まっていますが、これもコーディネーターさんにお付き合いいただき、理想的な仕上がりになりました。細かな部分の決定に至るまでに、合計10回以上打合せをさせて頂いたと思います。最後までお付き合いいただき、本当に感謝しています」。

ソーラーサーキット住宅の住み心地について

以前住んでいた家では、特に洗面所が寒かったというMさん。でも、「それは仕方のないことだ」と諦めていたそう。しかしソーラーサーキットの家は、躯体を丸ごと断熱材で覆っているので、家中どこの部屋にいても温度が安定していてあたたかい。優れた温熱環境を考慮して、新居では玄関、土間、キッチン、2階に至るまで、空間を仕切る壁をなるべく設けずに、家族を近く感じられるよう繋がりをもたせた間取りを採用することができました。また一般的には冷えているイメージのある土間は、基礎外断熱の効果でむしろ暖かく感じられ、「おかげで工房での作業も快適です」と、ご夫婦ともにソーラーサーキット住宅の快適性にご満足されていらっしゃいます。

間取り設計の要となった薪ストーブ

Mさんの家の見どころの一つ、薪ストーブ。こちらは長野県に工房を構える職人さんによって制作されたもの。どのように配管を通せば家をストーブの熱で保温できるか、煙はどのように排気するか、実際に暮らした際、安全に煙突掃除ができる間取り設計になっているかなど、綿密に打合せを行ったといいます。

「森の家」がテーマのリビング

吹き抜けから陽光が差し込み、自然の光だけでも明るいLDK。床材には地産木材・西川材をふんだんに取り入れ、奥様お気に入りだという木々が描かれたファブリックボードも相まって、まるで森の中で寛いでいるよう。テレビサイドに設置された格子は空間にアクセントを添えてくれるほか、スピーカーから発する音を吸音反射して美しく届ける役割も。「図面の段階で美しい音が聞こえました」と旦那様も嬉しそうにお話して下さいました。

「良いものを長く愛す」。時を重ねるごとに味わい深くなる我が家

暖色系のライトと調和する、温もり感じるインテリアで統一されたMさんの家。ライトやダイニングテーブル、食器棚、キャビネットはいずれも引っ越し前の住まいから使っていたもの。「少々値が張っても、良いものを長く使いたい」というMさんの想いに応えるかのように、手入れの行き届いた調度品はどれも美しく、独特の存在感が感じられます。初めて訪れる場所なのに、どこかノスタルジックな雰囲気に、思わず長居したくなるようなお住まいです。

グリーンのタイルがアクセントのL字キッチン

生活感を残しつつも、どこか見惚れてしまう魅力あるキッチン。奥様のセンスの良さが感じられます。またキッチン下の床材は無垢の椹(サワラ)をセレクト。水に強い性質を持ち、「汚れもササッと拭けば簡単に落ちるので助かっています」と奥様。

小屋裏まで繋がる開放的な吹き抜けスペース

家全体をすっぽりと断熱材で覆っているので、大きな吹き抜けを設けても寒さを感じないMさんの家。家の中の仕切りが少ない間取りなので、家中どこにいても家族の距離を近くに感じることができます。

木質感を感じられる洗面・ランドリースペース

キッチン同様、水に強い椹(サワラ)を床材に使った洗面・ランドリースペース。洗面にはペールトーンが素敵なタイルをセレクトし、家族が並んで身だしなみを整えられるよう鏡を大きく設けました。

ナチュラルなツートーンカラーが素敵な外観デザイン

屋根からのぞく煙突がアクセントのMさんの家。ホワイトとグレーの外壁にグリーンの玄関ドアをプラスして、ナチュラルな雰囲気の外観デザインとなりました。外断熱と二重通気を組み合わせた『ソーラーサーキット』による快適性や、耐震等級3の強固な耐震性、断熱等級5、C値(隙間相当面積)0.1など優れた住宅性能も備え、快適で温もりのある住まいとなりました。 

  • 間取り・お家づくりのポイントをもっと見る
  • カネカの家 ソーラーサーキットの資料をもらう

このお家を建てた工務店について

株式会社高砂建設

所在地 〒335-0004 埼玉県蕨市中央1-10-2
TEL 048-445-5000
営業時間 9時~18時(祝日定休)
SNS
写真