福岡県小郡市で、2022年6月からそらさき暮らしを始めたSさんご家族。
家事の負担や生活のストレスを減らす工夫を施したお住まいに伺いました。

「リビングとキッチンはコンパクトに設計。1階は家事動線を考えた間取りにしたかったので、リビングはあえて2階に。歳を重ねても階段で足腰が鍛えられるかなと考えました（笑）」と奥様。リビングの窓は以前のお住まいで使っていたお気に入りのカーテンが使えるサイズに設計してもらったそう。

外観はベージュを基調に。おしゃれなタイルがご家族のこだわりです。ワンちゃんのために、スロープを設置して歩きやすくしました。

　福岡県中央部、佐賀県と接する小郡市。Sさんご家族は、昨年からこの街でそらさき暮らしを始めました。「主人が小郡市に転勤することになり、2020年頃から土地を探していました。福岡市から越してきましたが、小郡市は交通の利便性が良く、都市圏にも行きやすいので便利ですよ」と奥様。
　住み始めて1年以上経ったお住まい。以前の家では、部屋ごとの温度差に悩んでいたのだとか。ご主人は「住み始めて驚いたのは、オプション仕様の全館除湿システム『リフレア』の効果。このあたりは雨が多く、夏場は蒸すように暑い日が多いのですが、そんな日でも家から出る時、入る時は室内の心地良さを強く感じます。エアコンを入れずに過ごせる日があるほどです。以前の家は中古住宅で年数が経っていたこともあり、冬場は浴室がとても寒かったのですが、この家は部屋ごとの温度差が少なく、とても快適に過ごせています。あと、今年は花粉がたくさん飛散したようですが、ほとんど気にならなかったこともびっくりしました」と話します。

広々とした玄関には、ワンちゃんのお家やペット用シンクが設置されています。玄関にワンちゃんのスペースを設けたのには、きっかけがありました。「担当してくれた工務店の社長さんのお家がソーラーサーキットの家のモデルルームで、お伺いしたことがあったんです。社長さんのお家でもワンちゃんを飼われていて、玄関に専用のスペースが設けられていました。それを参考に、うちにも取り入れてみました。以前の家では外飼いで、室内飼いに変えたのでにおいが心配でしたが、換気性能のおかげか、においが気になりません。においが気になったら、すぐに玄関でシャンプーしています」と奥様。

　子ども部屋や浴室がある1階には、家事動線を優先したユニークな特徴が。奥様は「洗濯物を各自の部屋に持って行く手間を減らすため、物干し部屋と衣類収納スペースを隣同士にして、そのすぐ側に洗面台を設置。あえて扉を付けず、ひと続きにしています。着替えたり、髪を整えたりする朝の準備が１階でスムーズに完結できるようになって、とても便利です」と嬉しそうに話します。
　「私の部屋のお気に入りは、コンパクトに仕切れるデスクスペースです」と娘さんが案内してくれた部屋の本棚には、お父さんからもらったという万年筆のコレクションがずらり。「本棚はかなり大きいので、たくさん本が収納できて満足です。お気に入りの万年筆で、お父さんと交換日記をするのが大好き」と話してくれました。
　細部にまで生活しやすい工夫を施し、ご家族の“お気に入り”を詰め込んだ自慢のお住まいです。

1階の衣類の収納スペース（写真左）、洗面台（写真中央）、物干し部屋（写真右）。衣類収納スペースと面した洗面台は、奥様や娘さんが同時に身支度できる広さを確保。「玄関から上がるとすぐに階段があり、2階のリビングに行けるような間取りにしたので、1階の洗濯物などをわざわざ片付けなくて済むんですよ」と奥様。

1階はお風呂や脱衣所以外はほとんど扉を付けず、カーテンで仕切ることで開放的な空間に。移動がスムーズになり、より効率的に家事ができるようになったそう。

畳スペースは娘さんのお部屋にも。本棚＆デスクと畳スペースには仕切りを付けて、勉強に集中できるように工夫しました。「扉の柄や壁紙は自分で選びました。デスクの右側の壁はマグネット式になっていて便利です」と娘さん。

キッチンはホワイトをベースに、グリーンでアクセントを。前のお住まいで使っていた机をサイドテーブル代わりに使うことで、食事の準備がスムーズに。