2024.01.04 埼玉県さいたま市 Sさんの家

エアコン1台で全館空調
電気代は太陽光発電で削減

埼玉県さいたま市で、2018 年からそらさき暮らしをしている S さん。
ベース空調システム(以下、ベース空調)と太陽光発電を取り入れたお住まいに伺いました。

「ベース空調は壁掛けエアコンを設置する必要がないため、壁の出っ張りがなく、スッキリ見えるところがお気に入りです」とご主人。温冷風の吹出口は天井に設置しています。

リビングはコンパクトな作りを生かし、玄関から入ると端から端まで見渡せるように設計。

吹き抜け

吹き抜けがあることで、狭小地ながらもお部屋が開放的な空間に。「隣地との間隔が狭いため、1階のリビングは吹き抜けにし、採光窓から自然光が差し込むようにしました」とご主人。

家中どこにいても温度差が少なく冬も夏も快適

 ベース空調と太陽光発電を備えたソーラーサーキットの家を建てたSさんご家族。
ベース空調は、換気システムと床置形エアコンを組み合わせ、エアコン1台で家全体を快適な温度に保つシステム※です。ご主人は「以前のアパートでは、3階建ての最上階に住んでいたため、夏場はとても暑かったんですが、この家は酷暑でも快適に過ごせます。」と話します。奥様も「前の家は、夏は暑く冬は寒い。冬は室内温度が下がりやすく、寒くて眠れなくてたくさん着込んで布団に入ることもありました。今は、夏も冬も過ごしやすい室温が保たれていて、とても満足しています。特に夏場は、家に来たお客さんから『玄関に入った瞬間から涼しいなんて、すごいね』と言われます。1年中スリッパをはくことなく過ごせますし、冬でも廊下が冷たく感じないので、子どもたちはいつも裸足で過ごしています。」と教えてくれました。
ご主人は「ベース空調にしたのは、部屋ごとの寒暖差が少なくなると聞いたからです。子どもの健康を考えて取り入れました」と話し、奥様は「時間ごとの寒暖差も少ないので、朝方に暑さや寒さを感じて起きることがなく、目覚めがスッキリ。子どもたちもぐっすり寝られています。」と教えてくれました(グラフ1参照)。 
※LDK には補助エアコンの設置が必要です。その他の居室も必要になる場合があります。


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子ども部屋

子ども部屋は広く取り、5歳と1歳の2人の息子さんのおもちゃ置き場にもしています。スペースが大きいため、すべり台や電車のレール、子ども用テントなども置けます。「将来は間仕切りをして、2部屋に分ける予定なので、扉は2つ設置しています」と奥様。


物干しスペース

2階には畳(写真左)を設け、普段は物干しスペースに。息子さんが大好きな子ども用の電動乗用カー置き場としても。室内干しでもしっかり乾くため、外に干すのは洗濯物の量が多い時くらいだそう。

気流感や音が気にならない
ベース空調

ベース空調を取り入れて驚いたのは、空調の音がほとんど気にならないことだとか。壁掛けエアコン特有の気流感がなく、温冷風の吹出口が分散されているので、乾いた風が顔に当たるストレスや乾燥を感じることもなくなったそうです。ご主人は「家のベース空調に慣れてしまい、旅行などでホテルや旅館に泊まると、空調の音や気流感が気になるようになり…。自宅の空調がどれだけ快適か、実感しています」と話します。 

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 床置型エアコンは玄関付近にあるクローゼットの中に。24 時間換気で運転しています。

リビングには7歳のワンちゃんのスペースを設けました。「以前の家と比べ、ペットのにおいがほとんど気にならなくなりました。トイレをしても気付かないこともあるぐらいです(笑)」と奥様。


電気代節約のために太陽電池を導入
太陽光発電とベース空調は相性抜群

 ご自宅の屋根にはカネカの太陽電池を設置。「ベース空調が24時間稼働のため、電気代がかかる心配があり、電気代節約のために導入しました。発電した電気をためる蓄電池はないので、夜間は電気代がかかってしまいますが、晴れた日は、太陽が沈むまで家中の電力を賄っています。埼玉県は冬場に晴れることが多く、梅雨以外の時期はほぼ発電しています。使い切れず余った電気は電力会社に売電(グラフ2参照)。太陽光発電は、発電した電力の自家消費と余剰売電により、一般的に10年程度で元が取れるようです。そういった話も大事ですが、真夏の晴れた日中にベース空調の電気代を気にせず、連続運転できるのがうれしいです。逆に言えば、冬場は寒い時間に太陽が出ていないため、夏場に比べて電気代はかかってしまいますが、『晴れている日の日中は無料で暖房を点けているんだ』と考えるようにしています。私たちのように終日空調を使う方には、太陽光発電は特に相性が良いと思います。最近の太陽光発電は、アプリで発電電力量や消費電力量などが確認できて便利ですよ」とご主人。「発電した電気を無駄にしないよう、日中に家にいる時は、電気ケトルで湯を沸かしたり、掃除機や洗濯機を使用したりするように工夫しています。万が一の停電時や節電要請があっても太陽光発電があるので安心です」と奥様もにっこり。
 ベース空調と太陽光発電を組み合わせて、快適さを追求したお住まいです。

スマートフォンアプリ「カネカHEMS」で発電電力量や消費電力量を確認。現在の売電量も見ることができます。


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タイル

 洗面所やトイレは、アクセントになるタイルで飾り付け。新婚旅行で訪れたスペインで見かけたデザインをイメージ。幅広いタイルを取り扱うブランドメーカー「名古屋モザイク」を使用したそう。

小屋裏

小屋裏のスペースは衣類やご主人の趣味の釣り道具などを収納しています。音が響きにくいため、ご主人がここでギターを弾くこともあるのだとか。空気がこもりやすいイメージがある小屋裏にも送風ファンが天井に付いているため、意外にも快適に過ごせるのだそう。


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吹き抜け上の窓には、カラフルな色付きガラスで遊び心をプラス。

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このお家を建てた工務店について

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